ビザ取得物語~最終章~2010.08.06
カラッと爽やかな夏のスプリット!
これぞ最高の夏!影で涼しく、日向で暑い!
アドリア海も青く美しくきらめいております。
先日、朝、警察から電話が・・・「永久滞在ビザの件ですけど・・・」
「はい、今度はどんな書類が足りないんですか?」と聞くと、
「いや、今日あげるから取りにおいで!」
「ええええええええええええええええええええええええええええええ!!
嬉しい!!!!!!!!!ありがとおおおおおございます~~~~~~~!」
受話器の向こうでクスクス笑う声。
いよいよ、この日が来た!
手にした瞬間の感動を想像しては、涙ぐんでいた日々。
きっともらった瞬間泣くだろうな・・・なんて想像していた。
シャワーを浴びながら震える手、化粧しながらアイラインを書いたのを忘れ、2度書き。
平常心、平常心と言い聞かせながら、家を出た。
そう、警察への今までのお礼のチョコレートも忘れちゃいけない。
いよいよ警察に着いた。
笑顔で係員のおばちゃんが待っててくれた。
手数料の支払いの手続きを済ませ、いよいよ奥から永久滞在許可証を張ったパスポートを持ってきてくれた。
「チェスティータム!(おめでとう!)」と笑顔で。
泣けるだろう瞬間あまりに実感がわかず涙すら出ない。
チョコレートを差し出すと、おばちゃんは、当たり前のことを当たり前にやっているだけだから、
必要ないのよこういう御礼は・・・といいながらガサガサ開けだした。
そして、「貴方がまず最初に取って、喜びを分かち合いましょう」と・・・。
残りを奥の方のスタッフに持って行き、おばちゃんがカウンターに戻ってきて、一緒に食べた。
笑いながら美味しいと言ってくれた時は本当に嬉しかった。
怒られ、怒鳴られることから始まったビザ取得物語の最後は笑顔で終わった。
「人生で一番嬉しい日です。」(大袈裟)と言うと、係員のおばさんは大笑いしていた。
2004年8月1日に宿をやりたいという思いで、バックパックを背負ってクロアチアに入国した。
2010年8月2日 永久滞在ビザ取得
何と丸々6年。凄い偶然・・・。
そして、今日、何と朝携帯にメールが・・・。
「今日、スプリットに行くから時間があったら会いたいんだけど」
1998年私が初めてクロアチアを訪れるきっかけをくれた、
難民キャンプの支援団体、NGOスンツオクレットのディレクターからだった。
もう2年以上も連絡を取っていなかったので驚いた。
彼女は2004年に入国した時も、泊めてくれたり、アドバイスをくれたりしてくれた人。
全てが創られたストリーのように凄いタイミングで繋がっていく・・・。
周りの人に、感謝しなさい、あなたの力だけでもらったものではないのですよ。と神様が言ってくれているようだ。
また新しいクロアチア生活が始まった。
とてつもなくワクワクしている今日この頃である。
感謝の気持ちと共に、楽しんで生きていこうと改めて思う。
心からありがとうございます!