もりおかワカものプロジェクト

第15回「てどらんご」おすすめ出店 その12016.09.30


第15回「てどらんご」おすすめ出店 その1は、
蜂蜜と蜜蝋キャンドルを出品する、
ザ★スズキハチミツさんです!

スズキさん、どうぞよろしくお願いします!!

<まずは、養蜂と蜂蜜のお話>

もわっぷ(以下、も):鈴木さんは、もともと養蜂家さんなんですか?

ザ★スズキハチミツ(以下、す):父親ですね。やっていたのは。母親と一緒に。
私は10年位前からです。

も:養蜂は近く(盛岡市街)でやってるんですか?

す:いえ。別の場所でやっています。
季節によって蜂を移動させるんですが、今は冬越しの場所のほうに移動させてあるんです。

も:蜂も越冬するものなんですか?

す:えぇ。そうですね。
春になると、うちはアカシアと栃蜜をメインでとるんですけど、それぞれの場所に持って行ってという感じですね。

も:今回のてどらんごで出品する蜂蜜は、アカシアと栃ですか?

す:そうですね。アカシアと、栃と、百花蜜という、色んな花の花粉で作る、一つの花に限らないやつですけども。

も:ザ★スズキハチミツと言えばこれ!というのはどれになりますか?

す:アカシアと栃ですが、どちらかと言えば栃の方ですかね。
この一番色がないようなのがアカシアです。

【写真左から アカシア蜜、栃蜜、百花蜜】

す:大きさによって色の見え方が違いますが、栃が少し色があって、百花蜜はさらに色が濃いような感じですね。取れる場所とか季節によって味がちょっと違って、これは春先のやつですけど、夏や秋の蜜はもうちょっと色が濃いんですよ。

も:コーヒーで言ったら、ブレンドみたいな感じってことですね。

す:そう。まぁ。そうですね。笑

も:前回、お客さんに味見をさせながら出店してて、食べ比べると結構味が違うんで、みんなビックリしてましたよね。

す:そうですね。なかなか食べ比べることってないですもんね。

も: 今回も試食やるんですか?

す:えぇ。試食やります。その方が喜んでもらえるんで。笑

も:そうですよね。食べてみないと。というのがありますよね。笑
味はどれが一番濃いんですか?

す:香りの強さで言うと、アカシアが一番クセがないですかね。
栃はもう少しコクがあって、百花蜜はもう香りが違います。
(百貨蜜を)年配の人たちとかは「昔の蜂蜜だ」とか、「小さいとき食べた蜂蜜だ」みたいなこと言いますっけ。

も:鈴木さんのところで、蜂蜜を実はこんな使い方してます。というのはありますか?

す:おススメですね。
…では、私個人のですが。一つだけあります。笑

も:もちろん、もちろん。笑

す:お酒は飲みますか?

も:飲みます。飲みます。

す:焼酎ですね。蜂蜜とレモンに焼酎。

も:あ~。割るんですね~。

す:それを冬はホットで。お湯割りでいただくと凄く進みます。笑

も:いや~。良いですね~。笑

す:ちょっと大人向けな感じですけど。笑

<話題は、蜜蝋と蜜蝋キャンドルへ>

も:すみません。素材のことを分かっていなくて。苦笑
蜜蝋って何?というところをお願いします。

す:蜂の巣なんです。原料は。
こういったあんばいで、蜂の巣枠…四角い巣枠がありますよね。
季節によって、蜜がどんどん入ってくると、蜂が巣を増やしてくんですよ。
蜂蜜入れるところとかを、巣の下のほうにぶら下げたりして。
結局これは要らないから取ってしまって。
これを煮詰めると…煮て冷めると、蝋の塊になるので。

も:あ~。なるほど。

す:結局、原料はこれ(蜂の巣)ですね。

も:普通の蝋と比べて、違いとかはありますか?

す:煤が少ないですね。普通の石油系のろうそくに比べると。
あと、蝋の香りみたいなのがかすかに感じられて、
人によっては、炎が柔らかいと言ってくれますね。

も:火を点けると香りが出るものなのですか?

す:ほのかにですけどね。小さな部屋で点けていると、一回外に出て入ってくると「あれ?」という感じで。

も:あ~。わかる気がする。笑

も:蜜蝋キャンドルはいつごろから作り始めたんですか?

す:私が携わって1年か2年くらいしてからですかね。あったんですよ。型が。
型があって、蝋はいっぱいあったので、最初は軽い気持ちで、小遣い稼ぎみたいな感じで。笑

も:型は…シリコンですか?

す:はい。

も:あ!これ栗のやつ!

す:えぇ。この辺は自分で作った型ですけども。

も:自分で作ったのは、栗の形?

す:そうですね。これは、雑貨屋さんに頼まれて、栗から型をとって。笑

も一同:あ~。笑

も:こっちの長いやつは…枝ですか!?笑

す:えぇ。
ホントの私のイチオシは、コレなんです。笑

一同:ハハハハハ。笑

す:10人に1人くらいです。
「あ。これ良いですね」と言ってくれるの。苦笑

も:良いんですけどね~。

す:それも流木を使って型を取って…

も:作ったやつなんですね。笑

最後に、蜜蝋キャンドルの作り方を教えてくれたスズキさん。
「作り方としては、そんな大した技術はないです。」と話していましたが、
綺麗な形を安定して作る方法は、自分で試しながら見つけたそうです。

「蜜蝋キャンドル、かわいいな」と思って作品を見ていましたが、
その背景には、春先から蜂を育てて、原料の調達から作品制作まで、
一貫して自分で行っている養蜂家さんの姿が見えてきました。
一貫して自分の手で作業を行うからこそ、お客さんに手に取ってもらえた時の喜びは深いんだろうな~と。この冬は、焼酎の蜂蜜レモンのお湯割りを試そう!と思った、もわっぷ一同でした。笑

ザ★スズキハチミツさんは、大慈寺清水御休み処に出店します。
蜂蜜の味を比べながら、蜜蝋キャンドルを手に取りながら、ゆっくりご覧ください(^-^)

スズキさん、どうもありがとうございました!!