もりおかワカものプロジェクト

第17回てどらんご手づくり市出店希望者説明会 開催報告③2017.08.26

こんにちは。
もりおかワカものプロジェクト(通称:もわっぷ)です(^^)。

さて、今回は8月6日(日)に開催した
「第17回手づくり市てどらんご」の出店希望者説明会③のレポートをお届けします。

今回も、お馴染みとなりました、
盛岡第一高校1年生のみなさんに運営スタッフとして参加していただきました。
ブログに使用する写真は学生スタッフのみなさんに撮影していただいたもの掲載しています。
学生さんのフィルターを通して写しだされた景色をもとに、
鉈屋町界隈の紹介をまじえてお送りします(^-^)。

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これからの“もりおかのワカもの”の視点を通じて


参加者のみなさんが集う前に、もわっぷメンバーと学生メンバーとで段取りの確認。

「第17回手づくり市てどらんご」出店希望者説明会スタートです。

地域のこと、もわっぷのこと、てどらんごの事を共有します。


2年ほど前から、出店申込方法にインターネット申込を取り入れています。
「てどらんご」は回を重ねる毎に、至る所でちょっとずつバージョンアップしています(^-^)
継続の中で 、変えるところ・変えずに大切にしていく所を見極めながら。


この界隈を知るためには、実際に歩いてみるのが一番♪
さー出かけましょう(^-^)!

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「鉈屋町界隈」の真の魅力と、「てどらんご」の役割とは


イベント当日歩行者天国となる通りは、旧遠野・大槌・釜石街道。写真の先には鑪山(たたらやま)があります。
神子田町の神子田朝市は日本中でも珍しく、年間約300日間営業しています!
右手に見えるお店では、自慢の鯛焼き、定食も食べる事ができ、一杯飲みもできます♪



鑪山を背に方向転換すると、岩手山を眺めることができます(^-^)!
岩手山の方角に向かって町歩きしていきます。


消防第二分団め組消防番屋です。実はこの斜向かいにもともとの番屋がありますが、
こちらは平成21年に歴史を受け継ぎ新築されたものです。界隈のランドマークです。


まだ鉄道ができる前の時代には、川と舟が流通の手段として利用され、
明治橋付近が流通の玄関口だったことから、鉈屋町界隈には様々な商店が並び栄えていました。
時代の流れの中で商家が住居化したことで、暮らしが引き継がれ、今も盛岡町家が数多く存在しています。

天保時代に創業した麹屋さんです。現在も夕方のちょっと前の時間帯から、
常連のおじさま方と一緒に、店内でおつまみ片手にお酒がのめる「もっきり」が楽しめる酒屋さんです。

新鮮な野菜と肉、心ときめく豊富な種類のお惣菜がと~ってもおいしい♪
「川鉄商店」さんを右手にすぎ、南大通方面に向かいます。

みなさん、お気づきですか? 通りのグリーンカーテンが朝顔で統一されています。
「ハンギングバスケット」からヒントを得て、 盛岡町家の街並みに彩をそえる演出として
「あさ顔プロジェクト」は毎年7月~9月に実施されています。

鉈屋町を含むこの界隈「大慈寺地区」は盛岡市の景観地区に指定されています。
数多く残るお寺や湧き水、盛岡町家などの地域資源の保存を目指し、建物のデザイン、色彩、高さ制限があります。
景色を遮るほどの高い建物は存在しておらず、どこまでも続く空を、当たり前に身近に感じることができます。

“今”の積み重ねが時代を作り、1人1人の“今日”の暮らしがつながることで、
地域が存在している事を感じます。

奥州街道から盛岡城下に入る入口の関所である“惣門”を右手に曲がり、寺院群の通りに入ります。
水が美味しいまちならではの豆腐屋、蕎麦屋が並んでいます。

今回、初めてお寺での手づくり市が実現します。境内の一部をお借りできることになりました。
健やかなる子育てへの願いと、交通安全の願いを叶えてくれるという
「撫でベコ」で有名な、「千手院」さんです。
和尚さんありがとうございます。

植物が綺麗ですね。
実はここには「四季桜」という桜の木があります。春と秋の1年に2度花を咲かせます。

寺の下寺院群を通り「青龍水」に向かいます。


青龍水は大慈清水と共に「平成の水百選」に選定され、市内では御田屋清水と合わせ盛岡三清水と呼ばれています。
水源は祇陀寺とされ、祁陀寺に伝わる「青龍伝説」が名前の由来だそうです。
今も生活用水として利用され、週に1度朝早くに、地域の方々が清掃をし大切に管理されています。
川鉄商店さんの裏手に位置している事もあり、誰もが気持ちよく利用できるようにマナーが大切にされています。

清流水から川鉄商店さんの裏の小道に進むと、そこには「旧料亭川鉄」があります。
盛岡が生んだ平民宰相原敬も訪れていたそう。綺麗な庭があり、現在はイベント時のみ限定公開されます。
もちろん、てどらんごではお馴染みの出店場所であり、建物の1階、2階に作家さんが集います。
当日、お食事処で提供される、うなぎ膳、ステーキ膳、手軽なコロッケやカレーパンなどいつも大人気です♪

「旧料亭川鉄」は盛岡市の保存建造物に指定されています。
庭を通り抜け、2階建ての建物の中まで上がっていってください。
そして、ぜひ、2階から覗く庭と風景をご覧になっていただきたいです。
気持ちがすっとおだやかになりますよ。


歴史を感じる建物が並ぶ落ちついた街並みの中に、
清水があり、お寺がり、広々とした青空を見上げることができる。
季節を体で感じられる色とりどりの沢山の植物が生息している。
改めてこの界隈を歩くことで触れらる素敵な事の数々。
この界隈に暮らす皆さんの活き活きと生きる、元気の源、そのヒントが沢山あることに気づきます

気がつくと、自分自身もいつのまにか元気になっている。

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さて、高校生スタッフの目に映るフィルターを通して、
てどらんごの開催地である岩手県盛岡市鉈屋町界隈をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか(^-^)

実際のまちは、さらにもっともっと魅力にあふれています。
ぜひ、来てみて触れてみて初めて感じることができるこの界隈の真の魅力と共に、
物づくりを続ける作家さんたちと作品に出会いに来てください。

2日間のほんの数時間地域が開かれる瞬間です。
穏やかに癒される空気のなかで、
ふと本来の自分に気づける瞬間に出会うことができるかもしれません。
改めて自分自身を好きになる事が出来るかもしれません。
気づくと元気になっている自分に出会えるかもしれません。

この界隈を楽しみ遊びながら、さまざまな出会いと新たな発見をみなさんにも楽しんで頂けると嬉しいです。

以上、岩手県盛岡市鉈屋町(なたやちょう)界隈で開催しました
「第17回てどらんご出店希望者説明会」レポートお届けしました。

ご参加いただいた皆さま、高校生のみなさまありがとうございました(^-^)。