Isshiy´s Dialy

いわての観光を考える2011.01.17

第4回目となるいわて観光マネジメント講座を受けに、アイーナへ行ってきました。

前半は2人の講師の方からの講座を受け、後半は前回の続きの企画会議(それぞれの企画のブラッシュアップ)。前回提案させていただいた企画に対して、皆さまから助成金の話や他県での事例等、色々な情報をいただき、ただただ感謝でした。

自論ですが、観光とは人、自然、文化等々、何よりも内側を磨いていくことがベースとしてあり、さらにその魅力をその地の人達がシェアし、その資源(=宝)の魅力に自信と誇りを持ったうえで、外に向けての発信があると思っています。

それは、同時並行で行うものかもしれませんが、間違いなく外貨を稼ぐコトばかりにお金や労力を費やしてばかりいては、本末転倒だと思うのです。

そういう意味!?で、盛岡に戻ってきて2年目の私は冷静な視点も持ちながらも、もっと盛岡にどっぷり入っていきたいと思います。もちろん、内外へのアンテナはしっかり立ててね!

そうそう、講座の中でいかにしたら観光客だけでなく、市民にとっても移動が便利になるだろうかという話が出て、他県の事例でバスだけでなくタクシーにも使える回数券の話等が出て、岩手でも検討できないだろうかとの話も出た最中…
帰りのバスで写真の案内を発見!?
なんでも、岩手県北バスと岩手県交通の共通バスカードが3月31日をもって終了、との事。
うぅ~~、逆行している~と残念に思ったのでした。

地元学2011.01.16

今日は地元学の講座で、川原町・鉈屋町界隈を散策してきました。

川原町にある御蔵に集合すると、地域の人達や各種市民団体、そして岩大の学生さんが15名程参加していて、総勢約35名と活気ある感じではじまりました。4グループはそれぞれ杉戸手コース、新山舟橋コースに分かれ、地域のお宝発掘へ!
途中、学生さんと一緒だったのが功を奏したのか、突撃お宅訪問!もあり、普段は見せてもらえない素晴らしいお宝を沢山拝見することができ、大感激!!

. 何事も体験、そして体感 !! . なんで逆になってるんだろう? .  普段は入れない某町家に潜入♪

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まち歩きから戻ったあとは、ゆっくり時間を掛けてそのお宝だと思ったものを、マップに落としていきながら、グループ内で色々な話をしました。私のグループは50~70代の地元女性、この界隈や市内で活動する有名なあの女性、そして岩大の学生と院生、その中にモンゴルからの留学生もいて、同じものを見てきたのに、色々な視点や想いから興味深い議論が出来ました。

初めてその地を訪れるよそ者だから見えるお宝があり、地元の人だから知っているお宝や価値がある。また、それをコミュニケーションの中で引きだし、高めあっていく中で新たな価値を生み出し、未来が描けていく感じを共に体感できとても良い時間を過ごしました。

最後に4グループから本日の成果を発表してもらい、さらに新たな発見があり、盛り沢山でした!

特に目から鱗だったのが、新山舟橋についての提案。

ある学生さんの発表に舟橋がプリントされているクリアボードを、石碑あたりの川岸に設置し、そのクリアーボードを通して対岸を見ると北上川に舟橋が浮かんでいるのが再現される(見る事が出来る)、というもの。思わず“素晴しい!!”と、うなってしまった。

舟橋を復活させようとの議論はよく聞きますが、具体的な案や設置費用、管理、運営等を考えるとなかなか進まない。そんな中で、この提案はたぶん皆の頭にすぐに画が描けただけでなく、やろうと思えば色々な意味で簡単に実現出来そう!

やっぱり、現場を歩いて、様々な人と話をして、魅力的な未来に夢を馳せながら知恵を絞っていくこの過程ってとても大事だなぁと思った講座でした。

国際交流、そして環境、地球… 2010.12.19

今日は朝からアイーナへ。

先日行った『ワン・ワールド・フェス』の反省会で国際交流センターまで行ってきました。今までのフェスは協会の方々が組みたてたスケジュールをボランティアさんがお手伝いする形で行ってきたそうですが、今回は他所からのコーディネータ役に入ってもらい、企画段階からボランティアさんの活発な意見を盛り込み、着々と準備が進めてきました。また、盛岡在住の外国の方々も沢山ボランティアに来てくれたこともあり、例年に比べるとだいぶ賑やかなフェスだったようです。

私は今回初参加だったので、今までとの比較は出来ないのですが、当日はブース間の通路が通れなくなるほどの盛況ぶり♪ パスポートと名付けられた外国の方々のブースをまわってサインをもらうスタンプラリーは子供達に大人気で、高校生ボランティアの子達が企画した憧れのダンスパーティ“PROM”は、参加者からすでに来年のリクエストをもらう盛況ぶり♪♪ 何よりも関わったスタッフから『楽しかった!』との声が沢山あがったのが、何よりの成功だったんだろうな。スタッフの皆さんオツカレサマでした(^-^)

午後は学生からお誘いを受けていた、エコロジスト松本英揮氏の講演会へ。

着いたら、受付に別の環境団体の仲間がいてビックリ!ご無沙汰だったので、思わぬところで会えると、ご褒美のようで嬉しい♥”

さてさて、今日の講演は松本さんが100カ国を旅してそれぞれの国で起こっている事や感じた事、例えば環境やエイズ問題等を、実際に現場に行ってアクションを起こしている松本さんの視点で話をしてくれました。例えば、太陽の小爆発が3年掛けて地球に届いたのがオーロラらしく、2003年位まで頻繁に見えていたものがここ数年見えなかった話とか(あやふやに聞いているので数字が多少違うかも f(^^;)。
それは、氷河期が来た時の前兆と同じらしく、徐々に進んでいる温暖化も考え無ければいけない問題ではあるけど、一方で継続的な寒波への対策も必要だと地球が伝えてくれている… とか、スライドと軽快なトークで伝えてくれました。

最初40人ぐらいだった会場も、気付くと倍以上の人達が集い、小さな会場は熱気を帯びていました。集まった方々の環境等に対する意識の高さが伺えました。

その後の茶話会は、中国茶の“しゃおしゃん”さんのお茶と国産…県産食材にこだわった“スミレノ”さんのシュークリーム♪という、スペシャルコラボのお茶セットでした。雪景色の牛舎を眺めながら味わえる贅沢な空間で、お初の方々ともお話が出来、心も満たされて帰ってきました。

いわての観光を考える2010.12.16

ある方からお誘いを受けて、10月から『いわて観光マネジメント人材セミナー』に参加させてもらってます。
参加されているのは、宿泊施設等の観光業界の方や旅行者受け入れ先企業、観光課に属する行政やNPOの方々等、第一線で活躍されている錚々たるメンバー。
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私の経歴で『観光』というキーワード...、唯一ヒットしたのが学生時代に安比スキー場での泊まり込みバイトで、ホテルでの接客対応ぐらいでしょうか f(^^;
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もちろん、そんなバイト代の多くを旅に費やしてしまう旅好きなので、観光客目線は養っている!ハズ...
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いずれ現場での経験が皆無に等しいので、今回は皆さんの胸を借りながら1からみっちりと勉強させてもらっています。

長い間、盛岡・岩手を外から見てきて、そしてUターンして日が浅いから見えている資源(=宝)を、ひいき目ではなく冷静に評価しながら、またこの経済下での観光の動向や、カウンター業務からネット予約等にシフトしつつある新たな流れなどを加味しながら、市外、県外からの“外貨”をいかに稼いでいくか、

また、それ以上に住んでいる市民がその“当たり前”になっている資源の魅力に触れ、積極的に親しむ機会を増やしていけるような手法や仕掛けを作れないだろうか... というような視点から、残り2回のセミナーに積極的に取り組みたいと思います p(^0^)q

全国町並みゼミ2010.08.06

昨晩は11月5-7日にある『全国町並みゼミ盛岡大会』の打合せで鉈屋町にある“大慈清水御休み処”へ行ってきました。

この御休み処の脇には平成の名水100選に選ばれた“大慈清水”があり、 盛岡も茹だるような暑さが続いてますが、この湧き水を見ているとなんだか涼しい気がしてくるから不思議です。実際に、この清水の水は夏はとても冷たく、冬は温かい♪ 「うそ~っ」と思われた方はぜひお試しあれ!飲んでも美味しいですよ!!

全国町並みゼミチラシさて、話がわき道にそれました... f(^^;
『全国町並みゼミ』とは、1978年から始まった「全国町並み保存連盟」主催のイベントで、伝統的な建築等が残る町並みを保存しながら、その町ならではの個性や魅力を活かしたまちづくりと、住民のよりよい生活環境づくりをテーマに、講演やパネルディスカッション、分科会にガイドツアーや交流会などが行われます。
毎年全国で開催され、33回目となる今回が盛岡での初開催となり、岩手県公会堂と鉈屋町界隈をメイン会場となります。
今回の打合せは、2日目にある分科会の打合せだったのですが、途中から盛岡の魅力ある建物の話や私も関わっている鉈屋町のまちづくりの話し等で話が盛り上がってしまい、気づいたら4時間も経っていましたf(^^;

改めて、「盛岡って本当に素晴しいまちだなぁ~」っと思うと同時に、こうやって盛岡について熱く語り合える人達に出会えていることを幸運に思います。